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【特撮】仮面ライダーX

「仮面ライダーシリーズ」の第3作目。全35話。
こちらもAmazonプライムビデオにて完走しました。

実はこの「仮面ライダーX」という作品、
Amazonプライムビデオを開くまで全く知りませんでした(汗

私が、つい先日まで知っていた昭和ライダーは、

 ● 1号&2号 → V3繋がりで存在だけは知ってた
 ● V3    → 再放送で見ていた
 ● アマゾン  → 友人に聞いて存在だけは知ってた
 ● BLACK、RX → リアタイで見ていた

・・・程度だったのですよ。

なので、アマゾンライダー見たさにプライムビデオ開いてビックリ。
「X」「ストロンガー」「スカイライダー」「スーパー1」と、
知らないライダーが続々と出てきて、昭和だけでも結構居たんだなと。

ということで、今、平行して色んな昭和ライダーを鑑賞してるのですが、
速水亮さん演じる主人公・神敬介に惹かれ、中盤以降は集中してXライダーを鑑賞。
武器を使用するライダーの元祖・Xライダーも個性的で凄くカッコいいゾ!
ってことで、この作品も好きになりました。

以下、ネタバレ感想。



仮面ライダーX Vol.1 [DVD]
東映ビデオ (2003-05-21)
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海洋科学者・神啓太郎教授は、日本全滅を狙う大国の連合組織「GOD機関」より組織への加入を迫られる。拒否した神教授は報復としてGODから重傷を負わされ、彼を助けようとした息子・神敬介も殺害されてしまう。瀕死の神教授は、最後の力で敬介にサイボーグ手術を施し、深海開発用改造人間・カイゾーグとして蘇らせ、「仮面ライダーX」の名を与えるのだった。


主人公の父親・神教授……「アマゾン」の長老バゴーもだが、
自身も瀕死の重傷を負ってる状態なのに、よく改造手術が出来るなぁと思う。
神教授は、その後、自らの記憶と人格を海底基地「神ステーション」に移植。
神ステーションが今後の活動拠点となって、父親がサポートする形になるのかと思いきや、
神敬介が弱音を吐くので、自立させる為に神ステーションは第2話で早くも自爆。(゚Д゚)
肉体を失い、精神だけの存在になっても、息子想いで厳格なお父様でした。

父親の死、婚約者・涼子の裏切り、改造されたことによる戸惑い……
序盤は、自分の運命に戸惑いながらも謎の女性・霧子さんや、
立花のおやっさんに支えられながら、仮面ライダーとして成長していく神敬介。

中でも印象に残ってるのは、おやっさんとの出会いと特訓の回。
まさに、おやっさんは神敬介にとって父親代わりだったと思う。
どちらの回でも先輩ライダーの名前が出てくるのですが、
このことによって、過去作と世界観が繋がってることが感じられて凄く良い。
そして、神敬介自身も仮面ライダーの名に恥じないように頑張る姿がとても良かった。


実は涼子は国際秘密警察の調査員であり、GODへの潜入のために敬介たちを裏切る振りをしていた。そして霧子は、涼子の双子の妹だった。その事実が明らかになったとき、GODの手にかかって姉妹は命を落とす。


やや大人向けのストーリーだったが、中盤以降は、毎日放送側などの意見により、
ヒロインを退場させ、従来の仮面ライダーのテイストに戻る。
実は涼子さんは国際秘密警察の調査員だったという設定だが、
その割りには、序盤での涼子さんの裏切りっぷりがガチ過ぎて怖いんだがw
脚本的には本当に裏切る予定だったとの事だったので、この設定を貫き通していたら、
この作品の印象も変わっていただろう。


●GOD秘密警察第一室長・アポロガイスト

打田康比古氏が演じた、Xライダーのライバル・アポロガイスト。
普段は真っ白なスーツを着た人間体で登場し、
「アポロ・チェ〜ンジ!」の掛け声と共に太陽神アポロをモチーフにした姿に変身するのだが、
容姿も良いし、声も良いしで、一度聞いたら忘れられないです。\アポロ・チェ〜ンジ!/
おやっさんのお店に普通に現れるし、店の修理費を出したりと、なかなか面白いキャラだったw


●2号&V3の客演とマーキュリー回路

序盤で先輩ライダーの名前を言って存在感を出していたお陰か、
先輩ライダーが助けにくる展開も自然な感じがして良かった。
特に2号は、ここぞ!って時に現れてくれるので出番は少なくても印象が残る。

V3の風見志郎は第27話から登場。
第27話で、風見志郎が来た時のおやっさんの嬉しそうな表情が忘れられない。
この時の姿はフワフワのパーマで白ベスト。
後の回では、お得意のバイク手放し運転での変身を二度も見せてくれる。
相変わらずカッコ良くて存在感が凄い。というか主役を食っちゃうんだな、この人w

第27話は1号〜V3の総集編で、ちょっとした仮面ライダーショーになっており、
この時、風見志郎は初めてGODと対戦するのだが・・・

風見志郎 「こいつら一体、何者ですか!?」
立花藤兵衛「気をつけろ!こいつら、デストロンみたいな奴らだ!」

ものすごい分かり易い説明、ありがとうございますww

風見志郎は、引き続き第28話「見よ!Xライダーの大変身!!」でも登場。
神敬介にマーキュリー回路を埋め込み、全血液を輸血するという任務なのだが、
そのマーキュリー回路は、一体どこから持ってきたのですか?(謎
誰が作ったのか、どこで手に入れたのか全く説明が無かったのは驚きだw

手術後、神敬介は変身方法が「セタップ!」から「大変身!」に変わる。
実は、初めて神敬介を見たのが本編ではなく、ストロンガーの客演時だったので、
元々「大変身!」のイメージが強かった(しかも凄く良い声だし)。
が、ずっと本編で「セタップ!」を見てきたせいか、終盤になってからの変更は、
逆に「大変身!」だと物足りなく感じてしまった。
パーフェククターを手動ではめる画がないとしっくりこないww
パーツを使って変身する初期の姿は、平成ライダーたちの元祖とも言えるだろう。
ファンの間では「セタップ!」派が多いと聞いていたが何となく納得。
まぁ、「大変身!」という掛け声も充分インパクトありますが。

「セタップ!」といえば、水木のアニキが歌う主題歌「セタップ! 仮面ライダーX」。
エンディングの「おれはXカイゾーグ」も合せて凄く好きだ。
2曲ともテンポが良くて聴き飽きないんだな。アニキの声も合っててカッコイイ。

第29話以降、神敬介の髪型がサラサラヘアーからパーマに変わっている。
事の真相はご本人がブログにて書いているのだが・・・
サラサラヘアーがとても似合っていて素敵だっただけに・・・(T_T)

設定的にはどう考えるのが自然なんでしょう?
マーキュリー回路の副作用?
それとも風見先輩のパーマまで一緒に輸血されちゃったのか?(爆
でも、それだと第28話の時点でパーマになってないとおかしい。

「風見先輩カッコ良かったな〜。よし、俺もパーマかけてみよう!」

こんなノリでパーマをかけた結果、なんかパーマの種類間違えたな、って感じだろうか(爆
てか、ちゃんとまとまってる時は、パーマでも良い感じなんですよ。
ただ、GCCXの有野課長もですが、あのタイプのパーマは、
スタイリングがちょっと難しそうだなぁと思ったのですよ、えぇ。


●最終回

アポロガイスト退場後は、GODの大幹部として巨大ロボット・キングダークが登場。
仮面ライダーで巨大ロボットを出すとか・・・
この作品、最後の最後まで色々な事にチャレンジしてると思う。

そして、最終回では、そのキングダークと対決する訳ですが、
巨大な顔にしがみついて戦ってるXライダーが、ちょっと可愛いw
その後、キングダークの口から内部へ潜入し、
最後の怪人サソリジェロニモJr.と黒幕である呪博士と対決。
ここでの、怪人サソリジェロニモJr.との戦いが壮絶だった……。

呪博士は自分を殺せばキングダークが爆発してお前も死ぬぞと脅しますが、
Xライダーは「覚悟の上だ!2人とも死ねーーー!!」といって、
サソリジェロニモJr.と呪博士をライドルホイップで串刺しに。(゚Д゚)
大変身になってから、ライドルの出番が無く物足りなさを感じていたのだが、
久々に使ったと思ったら、ヒーローが「死ねーーー!!」って・・・ちょっとビックリw

全ての戦いが終わった後、神敬介は、おやっさんのお店に置き手紙をして旅立ちます。
先輩ライダーと同じように世界で戦うのだと。そして、いつか必ず戻ってくると。
そして、過去の名場面も流れて良い感じで終わってます。

が、手紙に書かれてた名前の漢字が間違ってるという・・・(^_^;)

この件については、小説『MASKED RIDER X EDITION -ゼウスの息子-』にて、
「啓介」が本名であるが、「敬介」は父に頼らないために名乗っているという
フォローがされているようです。

確かに、父親の名前が「啓太郎」なので、
息子の名前も漢字的には「啓介」の方が自然な感じはしますが。。。


*・*・*・*・*


「アマゾン」のムック本によると、当時、腸捻転解消後(1975年春)から、
新しい仮面ライダー(ストロンガー)を放送することが決まっており、
視聴率で苦戦していた「X」を1年以上も放送するのは辛いということで35話で打ち切り、
「ストロンガー」までの繋として「アマゾン」の制作が決まった訳ですが、
腸捻転が無ければ「X」も「アマゾン」も、頑張ってテコ入れしつつも、
各1年ずつ放送していたんじゃなかろうか?
(あ、でも、もし「X」が続いてたとしても後半はずっとパーマなのか…)
Wiki見る限りでは「アマゾン」より「X」の方が平均視聴率良いんですよね…。

「X」は、最高視聴率を誇る「V3」と超個性的な「アマゾン」に挟まれて、
ちょっと地味な印象もあるかもしれないけど、
ライドルを使って華麗に戦うXライダーの姿も、とても個性的で独特の魅力があると思う。
ということで、もっと評価されて良い作品だと思いますね。

テコ入れで設定がコロコロ変わることもありましたが、
ライダーや作品そのものは、ちゃんと個性があって最後まで面白かったです。
この作品に出会えてよかった。(*^-^*)




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