【特撮】仮面ライダーV3

仮面ライダーシリーズの第2作目。

子供の頃に再放送で見ていたこともあり、思い入れもある「V3」。
Amazonプライム・ビデオにて、全52話完走しました。
風見志郎は昔から好きだけど、流石に内容までは覚えてないわけで…
ということで、全て新鮮な気持ちで見る事ができました。

最初、全52話って長いなぁと思ったけど、終盤になってくると、
あぁ、もうすぐ終わってしまう…と、ちょっと寂しくなった。

ということで、劇場版も見放題になっていたので、そっちも見ちゃった。
OPクレジットに藤岡弘氏と佐々木剛氏の名前があったので出てるのかと思いきや、
変身後だけだった（声のみの出演）ので、ちょっと残念。

とにかく、何度でも見たくなる程、風見志郎は見た目も性格もカッコいいのである。


以下、ネタバレ感想は続きにて。

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主人公・風見志郎は、偶然デストロンの作戦行動を目撃した事から命を狙われ、
父、母、妹……家族も全員殺されてしまう。
そして、風見自身も1号・2号を助けるために瀕死の重傷を負うが、
1号・2号によって改造手術を受け「V3」として蘇る。


私的に風見志郎を魅力的に感じるのは、改造人間としての孤独だけではなく、
家族を失った悲しみも背負ってるところだ。
最初は復讐の気持ちがあったものの、1号・2号の意思を引き継いだ後は、
決して復讐の為ではなく、自分と同じ悲しみを他の人に背負わせちゃいけないという、
人類の自由と平和の為に日々戦っている。
1号・2号も、もちろん同じ気持ちで戦っているのだが、
敵に家族を殺されてる分、風見志郎の方がより感情移入出来る。

なので、風見志郎といえば美形故、普段はキザでクールなイメージがあるが、
根は凄く熱血だと思う。王道のヒーロー。
おやっさんに特訓をお願いする場面なんか、もの凄く熱くて感動した。

そんな風見志郎を演じた宮内洋氏、運動神経抜群ということもあり、
なんでそんなに命懸けてるの！？ってくらい、危険なアクションもこなしている。
バイクで両手離して「変身！」のシーンも、これは得意だと言わんばかりに何度も出て来る。
そんな宮内さんの努力と才能もあって、
風見志郎はとても魅力的なキャラクターになったと思う。

まぁ、何が言いたいかというと、アマゾンも好きだけど、風見志郎も好きだということだ（笑


●意外に努力のヒーローだったV3

V3を通して見ていて感じたことは、意外と苦戦してる時が多いんだな、と思った。
アマゾンライダーの場合、変身後で苦戦してるイメージが殆ど無かったので。
序盤は、26の秘密を明かすためにレベルアップ方式で描かれているのだが、
確かにコレだと弱く見える。V3が1作目だったらコレでも良かったかもしれないが、
1号と2号の後では比較もされるだろうしツライだろう。
さらに後半、ツバサ大僧正が出て来ると飛行タイプの敵が数多く登場し、
V3は再び苦戦することになる。

しかし、敵にやられて満身創痍な風見志郎もカッコ良かったりする訳で。
勝つ為に努力する姿に、風見志郎の内面にある熱さや正義が感じられるんだよね。
意外に努力のヒーローだったV3。ますます好きになっちゃいましたよ。

あ、あと変身しようとして邪魔されるケースが、ちょいちょいあって変な所リアルだなとw
1号・2号に比べてV3は変身ポーズ長いからねぇ、もっと敵から距離を取らないとw
でも、V3の変身ポーズは凄く好き。＼フン！変、身！Vスリャァァァァ！！／


●特に印象に残ってるエピソード

まずは、1号・2号客演の回だろう。やっぱ3人揃うと胸熱である。
風見志郎は本郷猛の後輩という設定なので、この時ばかりは後輩面になる。ちょっと可愛い。
ただ、風見志郎大好きな私でも、この時ばかりは藤岡弘、氏の長い脚に見惚れていた（爆
藤岡さん、脚長いし、初代としての貫禄あるし…やっぱカリスマだなぁと思う。

他に印象に残ってるエピソード、それは第38話「子連れV3 死のスカイダイビング！」。
もうサブタイの「子連れV3」って時点で凄く惹かれるのだがww
幼い男の子のお父さんが、食事中に水汲みに行ったきり戻ってこず（敵に拉致された）、
そこへ、男の子の元に風見志郎が通りかかり、一緒に父親を探してあげるのだが……
バイクカッコいい！ってご飯粒付いた手で、バイクをベタベタ触る男の子に対して、
「あぁ〜！」って慌てる風見志郎が可愛くってですねw
あと変身後も男の子をおんぶして戦うのだが、おんぶ紐、いつの間に用意したんだ？っていうねw
戦い方も、もう少し子供に気を遣ってあげて〜って感じだし、見てて面白かったw

あと、V3では、初代「仮面ライダー」の脚本をリメイクした話が数話出て来る。
中でも、仮面ライダーV3 第39話「人喰い植物 バショウガンの恐怖!!」は、
仮面ライダー 第4話「人食いサラセニアン」のリメイクというより、内容そのまんまであるw
実は、初代「仮面ライダー」は、1クール分のみ事前に見ており、
特に「人食いサラセニアン」の話は、親が居らず姉と幼い弟だけの家族の話という設定が、
仮面ライダーアマゾンのリツ子とマサヒコに通じるものがあり、印象に残っていたのだが、
まさか、V3でリメイクされていたなんて！
しかも、その弟役がアマゾンでマサヒコを演じた天才子役の松田洋治氏！（驚
もう訳わかんなくなってきましたよ…（笑
ちなみにV3の方では、ラストで無事再会した姉弟を見て、
家族愛に思いを馳せる風見志郎の姿がとても切なく印象的だった…。


●ライダーマン（結城丈二）登場

終盤では、いよいよライダーマンが登場。
ライダーマンのことは、昔ネットで見かけて存在は知っていたが、
まさかV3で出て来る人物だったとは知らなかった〜。
テーマ曲もあるので、単独で作品があるのかと思っていた（汗
まぁ、何はともあれ、ここにきてやっと会えた！って感じ。

ライダーマンの見た目は格好良いとは言い難いし、スペック的にも、
やはり全身改造人間のV3には劣りますけど（お陰でV3が強くみえるようになった）、
V3の良き相棒として結城丈二は、なかなか良い存在だったと思う。見てて面白かった。
風見志郎とは違ったカッコ良さがあるし、二人が並んだ姿は様になっていた。

結城丈二を演じた山口氏は若くして亡くなられたとのことで、
ちょっと贔屓目で見てしまうところもあるのだが、ライダーマン、私は好きだな。
まさに、彼こそがライダー4号だと思う。
「電人ザボーガー」では主演だったと知り、こちらの作品もちょっと気になって来た。
機会があれば見てみたいと思う。


そして最終回……は、意外とアッサリしてるのね（汗
何も告げずに旅立っちゃったのかな？(^^;)
アマゾンの最終回も若干物足りなかったけど、アマゾンの方がまともに思えてきた。

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