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【特撮】仮面ライダーストロンガー

1975年に放映された「仮面ライダーシリーズ」第5作目。全39話。

Amazonプライムビデオにて、こちらも完走。
第1期・昭和仮面ライダーシリーズ最終作ということで、見終わってしまってちょっと寂しい。
まぁ、まだ第2期、第3期と残っているんですが・・・第1期は格別ということで。

ちなみに、昭和仮面ライダーシリーズに関して、

・昭和 第1期 - 『仮面ライダー』『V3』『X』『アマゾン』『ストロンガー』
・昭和 第2期 - 『スカイライダー』『スーパー1』『ZX』
・昭和 第3期 - 『BLACK』『BLACK RX』『真』『ZO』『J』

と区別されているのだが、『RX』以降は既に平成時代の作品である。
にも関わらず『真』『ZO』『J』が『昭和シリーズ』とされているのは、単純に、

『昭和シリーズ』= 石ノ森章太郎作品
『平成シリーズ』= 東映作品(石ノ森先生逝去後の作品)

と区別しているからのようだ。さらに、ライダーファンの感想を漁っていたら、
仮面ライダーシリーズに関して以下のように考えてるブロガーさんが居た。

・昭和 第1期〜第2期は「本家」
・昭和 第3期は、制作スタッフが違うので「異母兄弟」
・平成シリーズは、石ノ森先生逝去後なので「親戚」

この家系図が分かり易くて、何だか納得してしまった。
うん、これで良いと思う。
昭和は昭和、平成は平成の色があり良さがある。それでイイ。

何だか話しが逸れてしまった。ストロンガーの感想に戻ろう。
(※長くなるので続きからどうぞ。ネタバレあり)




仮面ライダーストロンガー Vol.1 [DVD]
東映ビデオ (2003-10-21)
売り上げランキング: 25,600



大学生の城茂は、悪の組織ブラックサタンの秘密を知ったことで殺された友人・沼田五郎の仇を討つため、自ら進んでブラックサタンのアジトに乗り込む。そして、苦痛に耐えながら改造手術を受け、電気人間となった。自己催眠装置によって脳改造を免れ、大首領への宣誓の場で反旗を翻した茂は、電波人間に改造された岬ユリ子を救出。ともにアジトから脱出に成功。
以後、茂は仮面ライダーストロンガー、ユリ子は電波人間タックルとして、各地をさすらいながらブラックサタンの奇械人と戦う。旅の途中、仮面ライダーアマゾンまでの歴代ライダーとともに戦った立花藤兵衛が加わり、3人旅となった。


ストロンガーの容姿を初めて見た時、正直あまり好みじゃなかったんですよね。
なんか、他の仮面ライダーと比べると、斬新なのはイイけどスマートさに欠けるというか。
でもね、城茂の性格を見てたら、何だか楽しくなってきちゃってね(爆
城茂のキザで自信家で生意気なところがカッコ良くて、凄く好きになっちゃって。

んで、ストロンガーといえば決め台詞ですよ。

「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!悪を倒せと、俺を呼ぶ!
 聞け!悪人ども!!俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!」

まぁ、奇械人に「やかましい!!」とか言われちゃったりするんですけど(笑
途中、気付くと省略されてたりするんですけど。
再改造(パワーアップ)後は、尺の都合で言わなくなっちゃうんですけど(爆

なんか、この生意気なカブトムシ、面白いゾ。

ってことで、最終的には城茂=ストロンガーとして好きになりました(爆
生意気だけど、殺された友人の為に改造手術を受けてる時点で、
相当、情に厚い奴だってのも分かるし。正義感はあると思う。
ただ、この時点では、真の仮面ライダーでは無いんだよね。
仮面ライダーという名も自分で勝手に名乗ってるだけだし(爆
V3を見れば分かるが、ライダーの力は復讐の為にあるのではないのだ。

城茂の性格は、おやっさんとの出会いもあり、
徐々に優しい面も見せてくれるようになるが、
これが本格的に感じられるようになるのは、やはり相棒・ユリ子の死後だと思う。

「平和な世界になったら茂と2人で遠い美しい場所へ行きたい」

城茂はこの悲しみを機に、ユリ子が願った平和な世界を取り戻す為、
やっと真の仮面ライダーストロンガーになれたような気がする。
ちなみにユリ子の死が描かれる30話は、泣ける。
漫画『仮面ライダーSPIRITS』での回想シーンでも思わず泣いてしまった。
正直、自分はアマゾンのモグラ回よりこっちの方が悲しかった(モグラファンの方ごめんなさい

ユリ子を演じた岡田京子さんは、持病のため27歳という若さで亡くなってる。
これはちょっとショックだった。だから余計に重ねてみてしまうのかもしれない。


そして、おやっさんこと立花藤兵衛。もちろん今作、ストロンガーでも大活躍!
・・・なのだが、今回はストロンガーに相棒・電波人間タックルが居るので、
どちらかというと、コメディーリリーフ的な存在に。
アマゾンでも若干コメディーリリーフ的な存在だったが、今作ではそれ以上なのだ。
あぁ、ショッカーの戦闘員をバッタバッタ倒していたおやっさんは何処へ?
タックルに助けてもらってばかりで、そこはちょっと情けなかったかな。
気付けばユリ子と一緒のシーンが多く、2人はデキているのでは?と思う程(爆
う〜ん、意外とおやっさんとユリ子の方が名コンビだったかもw


ストロンガー再改造(パワーアップ)後は、先輩ライダーたちが続々と帰国。
風見志郎は相変わらず火薬&バイク手放し変身で圧倒的な存在感放つし、
36話の神敬介の第一声は、相変わらずイイ声でこれは惚れるわー。

逆にライダーマンは何かキャラが変わっちゃってて残念。
彼は風見志郎に敬語を使うようなキャラじゃなかった筈。さん付けとか気持ち悪いw
もしかして風見志郎に何か弱みでも握られてます?(爆
てか、Xライダー劇場版といい、今作といい、
誰もライダーマンが生きていたことに関する説明はスルーなのねw
これは、漫画『仮面ライダーSPIRITS』を読めってことなのか・・・。

大好きアマゾンは、36・39話のほんの少しの素顔出演の間に、
ちゃっかり白スーツ・裸・上着着用と全衣装を再現しておりました。素晴らしい。
そういえば、アマゾンは真冬でも裸で大変そうだなぁと思っていたけど、
城茂は真夏でも長袖&手袋で、これはこれで大変そうだなぁと思いました。はい。


36話では、Xとアマゾンがコンビを組んで戦っておりますが、
メタリックなXと野性的なアマゾンのコンビって対極で斬新でステキ。
ライドルを使って華麗に戦うXライダーと、
ジャンプの仕方にしても他のライダーにはないアマゾンの動物的なポーズ。
特にアマゾンのスーツはタイツになってるからフォルムが美しいんですよね。
アマゾンは、まさに大トカゲの化身って感じで好き。
基本的に特撮ドラマって、子供の頃から俳優目当てで見てしまうことが多いんですが(爆
仮面ライダーは変身後も好きですね。
特に昭和ライダーは、かっこいい&たれ目が可愛い(爆

ところで、悪の組織の黒幕について、Xとアマゾンは嘘をついてますw
あなたたちの首領の声は銭形のとっつぁんじゃなかったでしょうが!w
多少辻褄が合わなくてもゴリ押ししてしまうところが、昭和って感じがしますw

そして、7人ライダーVS岩石大首領のシーンでは、思わず、
「聖闘士星矢LEGEND of SANCTUARY」を思い出しちゃったよ。
巨大石像と黄金聖闘士たちが戦うシーンがあるんだけどソックリだったので、
まさか、あれは岩石大首領のオマージュだったのでは?とちょっと思ったり。


そんなこんなで、7人ライダーが揃った最後は「ストロンガー最終回」ではなく、
「仮面ライダーシリーズ最終回」として終わったのでした。
ラストは何故かV3の主題歌、しかも宮内さんソロバージョンが使われていたけど、
最後だからここで使っちゃえーって感じだったんでしょうか?w

各ライダーを育てた立花藤兵衛が活躍するのも今作が最後。
そして、素顔の7人ライダーが揃うのも、これが最初で最後。

ということで見終わってしまって、やっぱ寂しいなぁ。
昭和・第1期シリーズは格別だ。




おれは電気人間ストロンガー!!
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