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【特撮】仮面ライダー (スカイライダー)

1979年に放映された「仮面ライダーシリーズ」第6作目。全54話。
『仮面ライダーストロンガー』の終了から4年後に制作された“新しい仮面ライダー”です。

初代の原点回帰をテーマとしつつも、
過去作との差別化として、重力低減装置による飛行能力セイリングジャンプと、
専用オートバイ・スカイターボで壁を破る必殺技ライダーブレイクが特徴。
しかし、後半では当時のコスト・技術面による事情から殆ど使われなくなります。
もし制作が現在だったら、バンバン飛び回っていたのだろうか?w
でも、そうなるとバイクに乗る必要が無くなっちゃうな。
ライダーブレイクに関しては、後の作品に受け継がれていますね。

主人公・筑波洋を演じるのは、今ではベテラン俳優の村上弘明氏
TVでよく拝見してますが、Amazonビデオを開くまで、
まさか、彼が仮面ライダー出身だったとは知りませんでした(汗

これがデビュー作ということで、この頃の村上氏は容姿も演技もとても“初々しい”
現在の容姿からも分かる通り、元祖イケメンライダーと言っても過言ではないだろう。
歴代の先輩ライダーも男前揃いだが、特に村上氏の場合、
現代寄りの爽やかさがプラスされて、まさに“イケメン”という言葉が良く似合う。
筑波洋という役柄も、真っ直ぐな正統派好青年だったこともあり、余計にそう思う。
もし、これが戦隊シリーズだったら間違いなくレッドだろう、と思ったw
オーディションで選ばれたそうだが、初々しい村上氏にピッタリの役だったと思う。


そして、これを見て確かにそうだ、と思った。

リアタイで見ていたら「主役の人、イケメンだな」で済むのだろうが、
村上氏の場合、私の中でどちらかというと現在の男前なイメージが強いので、
ギャップ萌え発動→「カッコいい」を通り越して「可愛い」と思ってしまった(爆
初回の演技の“初々しさ”も含めて「可愛い」と(爆

更に、先輩ライダーの客演も多いので、スカイライダーの末っ子感が出ていて、
あぁもう、可愛いこと可愛いこと!ww これ、もう引き返せないっすよ(爆

ってことで、スカイライダーは見ていてとても楽しかったですw

ちなみに、ずっと“初々しい”訳ではありません。
今の村上氏を見れば分かる通り、徐々に演技も上手くなっていきます。
それも見所の一つかもしれません。後半は凛々しくカッコ良かった〜///

長くなるので、続きは閉じておきます。




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7人ライダーがデルザー軍団を滅ぼしてから数年。かつて世界で猛威を振った秘密結社ショッカーの名を受け継ぐ新組織・ネオショッカーが現れた。
城北大学の大学生・筑波洋はハンググライダーの練習中、ネオショッカーの魔手から逃れようとしていた人間改造工学者・志度敬太郎博士を助けた。志度博士は、非情な組織のやり方に良心の呵責に耐え切れずに脱走したのだ。博士を匿う洋だったが、博士を追ってきたネオショッカーの怪人ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。洋を救うため、博士は洋を改造人間として蘇らせた。復活した洋は、ネオショッカーから人類を守るために戦うことを決意する。変身した洋の姿を見て、博士は洋を「仮面ライダー」と名付けた。
やがて、海外に旅立った志度博士に頼まれ、洋の大学の先輩・谷源次郎が洋に協力することになった。
さらに、世界各地でネオショッカーと戦っていた7人ライダーが帰国。彼らとの特訓によって、スカイライダーはパワーアップした。(wikiより)

筑波洋が初めて変身した時、
悪と戦う力を与えてくれたと志度博士に感謝する台詞が凄く好き。
命を救うためとはいえ、勝手に改造されちゃったのに(爆
筑波洋よ、お前はなんて良い奴なんだ!(感動emoji

途中、その良き理解者である志度博士が(演者病気の為)降板してしまったのは、
ちょっと寂しかったんですが、二代目おやっさんとなる谷源次郎は、
主人公とは大学の先輩・後輩の仲ということもあり、
見ていてこっちも良いコンビだなと思いました。
谷さんは、次作では「谷モーターショップ」を経営してますが、
喫茶店「ブランカ」のマスターの方がお似合いだと思うな。

前半は、原点回帰がテーマで、ライダーの容姿やストーリーがちょっと地味ですが、
初代の仮面ライダーを思い出してしまうシーンがチラホラあって、これはこれで面白いかと。

そして後半はテコ入れが始まります(笑
先輩ライダーの客演が多くなり、主題歌も脚本も子供向けを意識した作りになっていきます。
まぁ、素顔出演の無い時の先輩ライダーの声は変わってしまってるんですが(残念
でも、第23話のV3だけはご本人の声でした。
本人ボイスが聴けたこと&素顔出演無しだけど声を充ててくれたことが、嬉しかったです。

第28話で歴代仮面ライダーの特訓によってスカイライダーはパワーアップを遂げ、より明るい体色にスタイルを一新した。この新たなスカイライダーは、劇場映画『仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王』でテレビに先駆けて披露され話題を撒いた。その後も様々な工夫が凝らされ、歴代ライダーの素顔での登場、コミカルな脇役ヒーロー・がんがんじいの活躍、怪談シリーズと銘打たれたホラー色の強い連作など、話題を提供し続けた。(wikiより)

徐々に筑波洋のキャラクターの方向性も定まって、
この辺りからグングン面白くなっていくんですよ。
筑波洋が、いきなり「押忍!」とデカイ声出しながら喫茶店ブランカに入ってきた時は、
お前そんなキャラだったか!?と思ってしまったがww

パワーアップ後のスカイライダーの容姿も明るくてヒーローっぽくて好きですね。
今作から、ライダーのマスクが丸顔から少し細めのスマートな形になっているんですが、
顔が小さく見える分、背も高く見えるんですよね(実際に中の人も背が高いですが)。
村上氏もスカイライダーもスマートに見えるので、変身前後で違和感が無いのも◎

あと変身の掛け声も、前半は「変身ーーっ!!」って感じだったのが、
パワーアップ後は「スカイ!変身!」になっており、
1号の「ライダー!変身!」みたいでちょっとカッコいい。

コメディリリーフにしても、初期の飛田今太は正直微妙だったんですが、
後期のがんがんじいは凄くイイ味出してて好きですね。
あんなヨロイ着てて怪しいヤツなのに弱くて愛嬌あるせいか、
ブランカのメンバー内で、あっという間に馴染んでるしw
何より、がんがんじいはライダーと直接絡みがあるからね。2号にも助けられてるし。
コメディリリーフとしては、沼さんも負けじと頑張ってたなぁw
ブランカのメンバーのやり取りは見ていて楽しかったです。



特にエピソードで印象に残ってるのは、
25話「重いぞ!重いぞ!!50トンの赤ちゃん」と、
47話「スカイライダー最大の弱点!0.5秒の死角をつけ」

25話は、筑波洋が陣痛で倒れている妊婦を助けるんですが、看護婦に父親と間違われるというw
しかもその母親が失踪しちゃうので、筑波洋がその赤ちゃんの面倒を見る事に。
ボンゴと名付けられた子供は、驚異の急成長をみせ、筑波洋のことを「ママ」と呼ぶ。
「せめてパパと呼んでくれよ…」という筑波洋だが、まんざら嫌でも無い様子w
子育てに奮闘する筑波洋の姿が微笑ましかったです。まぁ、最後は切ない結末なんですが。

47話では、筑波洋が少年時代の思い出を話してくれる。
子供の頃、橋から落ちそうになっているところを助けてくれた男の人が居た。
その男の人を演じているのが、仮面ライダーの中の人・中屋敷鉄也氏
筑波洋は、この時、この男性のように強い人間になりたいと思ったそうだ。
なにそれ、素敵やん・・・!emoji
仮面ライダーの素顔の人と中の人を結びつけるこの演出。ホント素敵。

ちなみにこの回以降、筑波洋が、風見志郎みたいな衣装(赤シャツに白ベスト)で登場する。
しかも、その格好で山奥の川に遊びに行くんですか。ということで余計に印象に残ってるw
まぁ、似合ってるので別に良いんですけど。
ちなみに他のライダーでも白ベスト衣装を想像してみたけど、
このキザな白ベストが似合うライダーは、風見志郎と筑波洋くらいだろう。
てか、筑波洋の場合、背丈があるので何を着ていようが立ってるだけで様になる。ズルいw



最終回までのラスト3話は続き物になっていて、
3年前に亡くなった筑波洋の両親が、実は生きていた!?という内容。
まぁ、父親が生きていたという情報は敵の罠だったわけですが、
(お父さんはフリージングコフィンされてました)
母親は本当に生きておりました。
が、ドクロ暗殺隊隊長が放ったボウガンから筑波洋を庇って亡くなってしまいます。
3年前に両親が死んだ(と思って)ことで一度辛い思いしているというのに、
今度は目の前で母親をもう一度喪うという・・・
筑波洋の心情を思うと切な過ぎます°・(*ノД`)・°


そして、ネオショッカー大首領の正体は、
地球侵略を企むB26暗黒星雲が送り込んできた巨大な宇宙怪獣だった!

もう、ウルトラマン呼んで来い!

等身大の8人ライダーVS巨大な宇宙怪獣。ラスボスがデカいのはFFだけで充分です(爆
苦戦するもののスカイライダーは母親から大首領の弱点を聞いていたので、
そこをボウガンで攻撃!
てか、そのボウガン持って来ていたんですかw
母親を殺したボウガンで仇を討ったんですね。°・(*ノД`)・°

大首領は、酸素破壊爆弾とともに上空での自爆を謀ろうとする。
しかし、8人ライダーのエネルギーを結集させたセイリングジャンプによって、
ライダーたちと共に大気圏外へ・・・そのまま宇宙で大爆発して終了。
スタッフが、スカイライダーの特徴であるセイリングジャンプをちゃんと覚えていてくれて良かったです(爆

ということで、8人ライダーの生死が不明な状態で終わってしまい、
ちょっと切ない展開でしたが(まぁ生きてるんですけどねw)
歴代作品の中でも脚本がよく出来ていて面白い最終回だったと思います。

欲を言えばこの後、筑波洋が他作品への客演が全くないことが残念です。
普段、王道なレッド系キャラはあまり好きにならないのですが、
仮面ライダーシリーズで王道な好青年というのは珍しかったので、
筑波洋というキャラクターは、村上氏の熱演もあって好感度高くお気に入りになりました。

ということで、もっと、筑波洋を見ていたかったなぁ。
立っているだけで様になるんだから。
藤岡氏の時も思ったけど、脚が長いってズルいw




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